防水施工はポリウレアで?施工は専門業者しかできない?

超速硬化・高耐久性をもつ革新的なコーティング用材料として知られ、国内でも防水などの分野で採用例が増えている「ポリウレア(Polyurea)」。ポリウレアは建築・工場設備・屋上防水などの分野で利用されています。高性能・多機能がウリのポリウレアですが、施工には専用の工具が必要なことや、取り扱いが難しいという点もあるということから、その施工にあたっては専門業者に依頼するほかありませんでした。そうした中、同じウレア系で、高性能・多機能でありながら、専門業者でなくても施工が可能なコーティング材料「レジリエンス・ウレア(Resilience Urea)」が注目されています。

ポリウレアとはどんな塗料?

レジリエンスウレアYouTubeチャンネルより

ポリウレアは、イソシアネートとアミン化合物を高速反応させて形成されるウレア系の樹脂です。硬化が数秒、完全硬化まで数分から数十分という驚異的なスピードが特徴です。弾性や耐薬品性、耐摩耗性、引張強度など、あらゆる性能に優れ、従来のウレタン防水を超える性能を発揮することから注目されているコーティング材料です。

ポリウレアが防水に利用される場所

ポリウレアは強靭な膜厚で耐久性が非常に高いことや紫外線、温度変化、雨風に強いなどの特徴を持っており、ビルやマンションの屋上防水施工で利用されています。また、水圧に強く、水中での耐久性が高いこと、シームレスで施工できることから、水槽やプールのような防水対策が厳しい場所でも施工が可能です。そのほか、耐衝撃性・耐摩耗性に強いことから、フォークリフトや台車が走行する工場の床や倉庫床、駐車場や駐車場のスロープに、そのほか、耐薬品性も高く、油・溶剤がこぼれても劣化しにくいという特性から、食品工場・化学工場などでも防水用のコーティング材として普及しています。

ポリウレアはスピーディーな硬化で工期の短縮も実現

ポリウレアは2液を混合して利用しますが、混合時の化学反応が始まるスピードは速く、数秒で表面硬化が始まります。軽作業が可能な初期硬化は数分で、実用に到達するのは1時間程度となっています。施工する場所の温度や湿度にもよりますが、およそ24時間でほぼ完全に硬化します。そのため、防水工事の工期短縮を図れます。工場や店舗のほか、社会インフラ設備など、稼働や営業を止められない、止める期間をできるだけ短くしたいというような現場における防水施工に適しているといえるでしょう。

ポリウレアの防水施工は専門業者のノウハウ・技術と専用機材が必要

レジリエンスウレア
雨漏りなどを防ぎ、建物を長く使うためには防水施工が重要

ポリウレアは優れた防水性能を持っていますが、専門業者に依頼することによって、高品質な仕上がりと高耐久性の確保が期待できるほか、剥離などのトラブルに対して保証がつく場合もあり、こうした点は大きなメリットになるといえるでしょう。一方で、ポリウレアの施工には簡単にいかないところもあります。一つ一つ見ていきましょう。

ポリウレアの施工には専用の高圧2液スプレーマシンが必須

ポリウレアはイソシアネートとポリアミンという2つの液体を混合してその化学反応を起こし、生成します。この化学反応によって、吹き付ける対象の表面にポリウレアの被膜が瞬時に形成されます。混合の際には2つの液体の計量は正確な割合で行う必要があります。

また、コーティングする対象への吹き付けは一般的な塗料用スプレーガンで施工できません。専用の高圧2液スプレーマシンが必須となります。ポリウレアの化学反応は早いため、高圧で噴射する際の調整が難しく、高い技術力が必要とされます。加えて施工中にムラが出てもリカバリーはほぼ不可能です。そのため、ポリウレアの施工はプロでも訓練が必要なほどの高い難易度となっています。

ポリウレアによる防水、施工における重要なポイントは下地処理

ポリウレアには柔軟タイプ・硬質タイプ・耐薬品タイプなど多くの種類があります。誤った材料を使うと性能が出ないため、プロの知識やノウハウが必須です。また、施工対象となる素地の含水率・汚れ・クラックの補修状態によっては剥離や膨れが発生してしまいます。そのため、こういった施工ミスを避けるには、下地診断についても知見が必要となります。

専門業者へ依頼することでポリウレアによる施工は均一な厚膜が作られ、防水層は強度を増し、密着性を最大化させることができます。しかし、その専門性から施工できる専門業者が限られてしまうことのほか、コストも一般的な防水処理より高くついてしまうというケースが少なくありません。

レジリエンスウレアはポリウレアの施工性を改善した防水材

レジリエンスウレア

このポリウレアにおける課題を解決しているのが、レジリエンスウレアです。レジリエンスウレアもポリウレアと同様のウレア系コーティング材であり、ポリウレア同様の高性能、多機能でありながら、施工が容易なことから、普及拡大しています。

レジリエンスウレアとは

レジリエンスウレアはウレア系でありながら、施工が容易なコーティング材です。強力な防水性能を持ち、摩耗・衝撃に強く、薬品や紫外線にも耐性があります。また、密着性が高いため、剝がれにくく、その耐久性は防水に用いられるコーティング材の中でもトップクラスを誇ります。対応できる素材もコンクリート、モルタル、金属、木材、プラスチックなどと幅広く、屋内・屋外を問わず利用できます。また、柔軟性も持ち、衝撃や振動に強いといった特性もあります。

建物の防水性を高めるレジリエンスウレア

レジリエンスウレアは第三者研究機関によるスーパーUV試験機を使った約2,000時間の照射試験で約40年相当の超耐候性を証明しています。その上、柔軟で強靭なコーティング膜はひび割れやシール目地の伸縮などといった下地の挙動に追従して、長期に渡り、建物の防水性を維持します。さらに、塗膜の透明性は高く、外壁などのカラーや意匠性をあまり変えない塗替え改修が可能です。レジリエンスウレアでの防水施工はロングメンテナンスフリーを実現するといえるでしょう。

施工が容易なレジリエンスウレア

レジリエンスウレアの特徴としては施工の容易さも挙げられます。レジリエンスウレアは1液であることから混合ミスのような心配はなく、塗布してからの硬化スピードは適度。そのため、刷毛やローラーで施工が可能です。また、補修や重ね塗りも容易です。こうした特性から、専門業者でなくても施工が可能であり、階段、配管周り、複雑な凹凸なども容易に施工できます。コストも低く抑えることが可能です。レジリエンスウレアを使ったローラーによる壁面施工の様子は防水たかチャンネルなどのYouTube動画で各社が公開しています。

レジリエンスウレア

「注目防水材!ポリウレア&レジリエンスウレア」(防水たかチャンネル)

目的や施工条件などに応じて最適な防水材を選ぶ時代に

ポリウレア、レジリエンスウレアにはそれぞれ、メリットがあります。ポリウレアによる防水施工は高い技術力やノウハウを持った専門業者に依頼する必要があります。特に化学反応によって起きる硬化のスピードが速い点はポリウレアによる施工を難しくしていますが、稼働停止の期間をできるだけ短縮したいというニーズを持った工場のような現場では、ポリウレアの速い硬化スピードが有効に働きます。

一方、レジリエンスウレアもポリウレア同様、耐久性・耐候性・耐摩耗性などで高いレベルの性能を持っていますが、比較的容易に施工できるという特徴があります。特別な技術やノウハウは不要です。そのため、レジリエンスウレアを使った防水工事は専門業者でなくても依頼することができます。また、誰でも扱える施工性があることから、重ね塗りや、万が一、施工段階で不具合が発生した場合にも修正や補正も難しくありません。

長期的な建物保護のための防水工事では、工期、施工条件など、さまざまな視点から考慮して、最適なコーティング材、防水材を選ぶことが重要だといえます。

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