アスベスト含有スレート屋根の修理、処分費用は?

雨漏りなど、屋根の劣化は単なる見た目の問題ではありません。雨漏りという劣化のサインは建物が発する危険信号だといえます。この信号を見逃すことなく、適切なタイミングで、適切な方法で根本的に解決するメンテナンスを行うことによって、建物の寿命を延ばすことになります。またメンテナンスを行う際、屋根にアスベストが利用されているか否かは費用面、安全面などからみると重要な課題になってきます。そこで注目されるのがレジリエンスウレアによる補修です。

雨漏りなど屋根の劣化を放置して発生するリスク

傷みが出てきているスレート屋根

屋根の劣化による雨漏りは雨水を建物の内部へと浸透させていき、目に見えないところで深刻なダメージを与え続けます。修理、メンテナンスをせず、劣化を放置することは安全性と住まう人の健康に対してリスクとなってしまいます。

建物の強度を大幅に低下させる屋根の劣化

雨漏りによる雨水が屋根を支えている野地板、その下の柱や梁(はり)といった建物の骨格部分に到達し、湿気で腐食してしまうと強度は著しく低下してします。また湿気はシロアリが好む環境です。シロアリが繁殖してしまい、柱や土台が食い荒らされる恐れがあります。屋根の劣化による雨漏りは放置し続けることで耐震性能に大きな影響を与えてしまうでしょう。

住まう人の健康被害に

雨漏りによる湿気はカビの発生に最適な環境を作り出してしまいます。天井の裏や壁の内部で発生したカビは、その胞子を室内に飛散させます。これを住まう人が吸い込んでしまうことで、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、過敏性肺炎といった健康被害を引き起こす可能性があります。

修理費用の増大と資産価値の低下

住宅の場合、初期段階の屋根修理であれば数十万円で済むケースでも、雨漏りが進行し、柱の交換や天井や壁紙といった内装の張り替え、最悪の場合にはシロアリ駆除などが必要になってしまうと修理費用は数百万円に達することもあります。また、雨漏りの履歴があったり、構造体に問題を抱得てしまったりするような住宅は、資産価値が大きく下落します。先のことを考えると屋根の劣化は放置すべきではなく、適切な修理やメンテナンスを行うことが重要です。

工場の屋根、処分費用は深刻な事態に

工場のような大規模な建物の場合、屋根の修理費用はもっと深刻な事態になります。修理費用に加えて、発生する廃材、廃棄物の量の多くなるため、その修理費用も合わせると数千万円かかってしまうことがあります。

スレート屋根で大きな問題となるアスベストの処理

アスベスト含有のスレート

スレート屋根は、そのコストパフォーマンスの高さとデザインの豊富さから、日本の様々な建物で利用されています。一般的な戸建て住宅や2階建て程度のアパートや小規模な集合住宅などでは、平板スレートと呼ばれる平らなスレート屋根が広く採用されています。一方、工場や倉庫、体育館のような建物では耐久性が高く、広い面積を効率的に施行できるため、大きな波型の波形スレートが採用されています。スレート屋根は広く使われている一方で、定期的なメンテナンスが必要という側面もあります。そこで問題となるのがアスベストです。

2004年以前に製造されたスレート屋根にはアスベスト含有の可能性

アスベストは、強度を高める目的でセメントに混ぜて使用されていましたが、健康被害のリスクが明らかになり、2006年、製造・使用等が全面的に禁止となりました。そのため、2004年頃までに建築・製造されたスレート屋根はアスベスト含有の可能性が高いといえます。

スレート屋根に含有されているアスベストは、セメントで固められているため飛散しにくい「レベル3」に分類されます。ひび割れや破損がなく、塗装で保護されているなど正常な状態であれば、直ちに健康被害を及ぼすリスクは低いとされています。しかし、雨漏りが発生しているということであれば劣化が相当進んでいると考えられます。

その場合、対策方法としては屋根の葺き替えを行い、アスベスト含有のスレート屋根は撤去、処分する、あるいは既存のスレート屋根を撤去せず、その上から新しい防水シートと軽い金属屋根などを被せるカバー工法が考えられます。

アスベスト含有の場合、処分費用は1000平米で約2400万円のケースも

健康被害の問題があるため、アスベスト含有スレート屋根の撤去・処分の際、防護服、湿潤化作業など、作業員の安全と近隣への飛散を防ぐための厳重な対策になります。また撤去した屋根材を二重に密閉梱包するといったほか、受け入れ可能な専門の最終処分場まで運搬する必要もあります。そのため、アスベスト非含有のものに比べて処分費用が高くなります。1,000平米規模工場のアスベストを含有したスレート屋根でおよそ2,400万円掛かると言われています。

アスベストを除去せず対処するカバー工法

カバー工法は既存のスレートを撤去しないため、アスベストを飛散させるリスクがなく、アスベストを安全に封じ込めることができます。アスベストの特別な撤去・処分費用がかからないため、葺き替えと比較して費用を抑えられます。また、解体作業がないため、工期が短く済みます。屋根が二重になることで、断熱性や遮音性が向上するというメリットもあるでしょう。

レジリエンスウレアでアスベストを封じ込め、高寿命化実現

ガルバリウム鋼板による屋根のカバー工法

アスベスト含有スレート屋根にカバー工法を行い、その上にさらにレジリエンスウレアを塗布すれば、安全性の向上だけでなく、耐久性の向上を図ることもできます。

レジリエンスウレアの塗布で得られるメリットは?

レジリエンスウレアは高い防水性があります。そのため塗布することによって、屋根面に継ぎ目がないシームレス防水層を形成することができます。また、レジリエンスウレアには非常に強靭な膜でありながら、ゴムのような伸縮性、追従性を持ちます。建物の動きや温度変化による素材の伸縮に追従し、ひび割れを発生させにくいのが特徴です。

カバー工法とレジリエンスウレアで相乗効果

カバー工法でアスベストを含有したスレートは新しい金属屋根材の下になり、アスベストを撤去することなく、物理的に封じ込めます。そのためアスベストの処分費用は発生しません。この工法によってメンテナンスコストを抑制することになります。

加えて、金属屋根にレジリエンスウレアを塗布することで、屋根全体を継ぎ目のない樹脂膜でコーティングすることになります。施工後、カバー工法の金属屋根が傷ついたり、自然災害で一部が破損したりしても、その下のレジリエンスウレアによる防水層がアスベストの飛散を防ぐという、二重の安全対策が実現します。

30年寿命の実現

また、カバー工法でガルバリウム鋼板など、新しい金属屋根を設置すると、屋根自体が20年以上の耐久性を持つことになります。さらにその表面にレジリエンスウレアを塗布することで、金属屋根を紫外線や酸性雨、傷、サビなどの劣化要因から守ることになります。金属屋根自体の寿命を大幅に超える、30年以上の長期にわたるメンテナンスフリーに近い状態を維持できる可能性が生まれます。

長期的な安全性と耐久性をレジリエンスウレアで

アスベスト含有スレート屋根にカバー工法を行い、レジリエンスウレアを塗布する方法による屋根補修工事は、アスベストを撤去しないため、工期を短縮できるほか、除去に必要な対策費用や、アスベストを廃棄するための処分費用も発生しません。カバー工法とレジリエンスウレアで屋根の長期的な安全性と耐久性を実現することになります。

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